教育思想史学会の沿革

教育思想史学会は、1990年5月18日に設立された近代教育思想史研究会を前身に、1997年4月1日に学会化し設立された。

【近代教育思想史研究会の記録】

  • 1991/04/15
    呼びかけ人(原聡介、宮寺晃夫、森田尚人)による『近代教育思想史研究会』発起人会へのお誘い。
  • 1991/05/18
    第1回の発起人会を中央大学駿河台記念館にて開催。16名出席。
  • 1991/06/27
    設立趣意書『近代教育思想史研究会へのお誘い』。
  • 1991/08/27
    近代教育思想史研究会第1回大会(中央大学駿河台記念館)。約60名の参加。会則を承認。 運営委員を選出(原聡介、三笠乙彦、宮寺晃夫、毛利陽太郎、森田尚人)。
  • 1991/10/25
    第1回運営委員会(中央大学駿河台記念館)。会の代表に原聡介、事務局長に森田尚人を選出。 会の名称を近代教育思想史研究会と正式に決定。 会の事業として、①第1回大会『報告書』と、②『教育思想史事典』(編集委員:原聡介、市村尚久、小笠原道雄、金子茂、毛利陽太郎、三笠乙彦、 宮寺晃夫、山内芳文、森田伸子、森田尚人)の刊行を決める。幹事を磯部裕子に委嘱。
  • 1991/12/06
    第1回『教育思想史事典』編集委員会。委員長に三笠乙彦を選ぶ。出版計画を了承。編集幹事を今井康雄、北本正章、田中智志に委嘱。出版社は世織書房。
  • 1992/01/14
    第2回『教育思想史事典』編集委員会。作業グループ(原聡介、および編集幹事)を選び、概念体系表の作成と項目の選定を依頼する。
  • 1992/02/23
    第2回運営委員会(中央大学駿河台記念館)。第2回大会を中央大学駿河台記念館で開催すること、およびそのプログラムを決定。 編集委員会の委員を選出(編集委員長:毛利陽太郎、編集委員:池田稔、高橋勝、川瀬邦臣、松浦良充)。会費改訂案を決める。
  • 1992/03/21
    第1回編集委員会(青山学院大学)。第2回大会までに『報告書』の刊行を決定。
  • 1992/05/30
    第2回編集委員会(青山学院大学)。報告書のタイトルを『近代教育フォーラム』とする。
  • 1992/07/31
    青山学院大学にて、第3回編集委員会、第3回運営委員会、および第3回『教育思想事典』(改称)編集委員会を開催。それぞれ会務の進行状況を確認。
  • 1992/09/13
    第4回『教育思想事典』編集委員会。事項・人名項目を決定。
  • 1992/10/03
    『近代教育フォーラム』創刊号を刊行。

  • 〈参照〉『近代教育フォーラム』教育思想史学会、創刊号、1992年。

    『近代教育フォーラム』創刊のことば

     本誌は、昨年結成された近代教育思想史研究会の、いわば討議集録を意図したものである。 したがって、本創刊号では昨年8月27日に開催された第1回研究大会での討議内容が中心となって編集されている。それゆえ、誌名も、『近代教育思想フォーラム』とでもした方が、本誌の性格をより正確に示すのには良かったかもしれない。しかし、それではいささか長すぎるし、限定しすぎのうらみも感じられないわけではなかったので、 『近代教育フォーラム』という名称に落ち着いたわけである。
     しかし、そのように名付けてしまってみると、陳腐な感は免れず、下手をすると、戦後教育学のオーソドキシーを、ただパラフレーズしたものであると誤解されないとも限らない、そんな不安も生じてきたのである。
     そこで、『近代教育フォーラム』という誌名とかかわって、本誌の性格についての若干のアピールを以て創刊のことばとしたい。読者には、「近代教育」よりも「フォーラム」という語の方に、まず注目してもらった方がよいのではなかろうか。 この「フォーラム」の語は、言うまでもなく公開討論会という程の意味に他ならないが、ここでは、時聞を気にしてせかせかとではなしに、充分に時間をとって、自由に、徹底的にディスカッションした成果を盛り込みたい、というのがその主旨である。 したがって、本誌名は、そのような自由で徹底したディスカッションを、近代教育、あるいは近代教育学に対して試みようという企図の表れとして理解してい ただければと考えるのである。
     ここで、近代教育史研究会への「お誘い」の中の次の一節は引用しておくべきであろう。

    「この試みのねらいは、今日の教育思考の歴史的構造を明らかにする意図で、それの原因と仮にみなすべき近代教育学を総点検しようとするものです。 その意味から言えば、近代教育を現代に生かそうとするよりも、現代の教育を創った責任をそこに問う仕事になるでしょうし、さらには、この仕事を近代教育学という思想運動であると表現することもできるかもしれません」

     したがって、本誌は、戦後教育学のオーソドキシーをパラフレーズしたものであるどころか、まさにこのオ一ソドキシーを見直し、批判し、総点検することを通じて、新たな教育学の構築を企図しているものであるわけである。
     もちろん、この企図を果たすことは、決して容易ではないことも自覚しなければなるまい。 戦後教育や戦後教育学が、あれほどオーソドキシーを批判し、「自由討議」を標榜したにもかかわらず、あらたなオーソドキシーを産みだし、それへの「自由討議」が充分に身についたものになり得なかった事情もあるからである。 したがって、この事情を産みだした歴史的経緯をも究明しつつ、前述の企図の達成に向けて努力する必要があると考えるわけである。より技術的な点でも、このフォーラムは、単なる大会当日の報告の記録という以上に、それへの主たる討論者の論考をも含め、さらに可会者にも、討議のあらましの要約にとどまらず、それへの司会者自身の論考をも加筆して頂いた。
     この企画が成功し、本誌が継続していけるかどうかは、もちろん本研究会のメンバーの力量にかかっているわけであるが、読者の本誌に対する批判にも負うものであろう。また、本誌は、前述した討議集録というばかりではなしに、同学の者の投稿論文によっても、内容の充実を図っていきたいと考えている。 多数の投稿を期待している。

    毛利陽太郎

    〈参照〉「創刊のことば」『近代教育フォーラム』教育思想史学会、創刊号、1992年。

    歴代会長・理事・編集委員・事務局

    理事と事務局幹事は五十音順。理事会任期中の交替が発生していることもあるが、当該任期中に在職した理事と幹事を一括して五十音順で掲載する。

    【近代教育思想史研究会創設まで】
    「近代教育思想史研究会」へのお誘い(設立趣意書)(1991年6月27日)
    発起人
    新井保幸 今井康雄 市村尚久 小笠原道雄 荻路貫司 金子茂 川瀬邦臣 北本正章 菅野文彦 杉山精一 高橋勝 立川明 田中智志 田中毎実  為本六花治 寺崎弘昭 島光美緒子 原聡介 松浦良充 三笠乙彦 宮沢康人 宮寺晃夫 毛利陽太郎 森田伸子 森田尚人 安川哲夫 矢野智司 山内芳文

    連絡先
    中央大学文学部教育学研究室

    【近代教育思想史研究会】
    1991年8月〜1994年8月、創刊号〜3号
    代表
    原聡介
    運営委員
    原聡介 三笠乙彦 宮寺晃夫 毛利陽太郎 森田尚人
    編集委員長
    毛利陽太郎
    編集委員
    池田稔 川瀬邦臣 高橋勝 松浦良充 安川哲夫
    事務局長
    森田尚人
    事務局幹事
    田中智志 松浦良充
    事務局
    中央大学

    1994年8月〜1997年9月、第4号〜6号
    代表
    金子茂
    運営委員会
    市村尚久 今井康雄 鈴木晶子 高橋勝 田中智志 原聡介 三笠乙彦 宮寺晃夫 森田伸子 森田尚人 山内芳文
    編集委員長
    高橋勝 森田伸子
    編集委員会
    川瀬邦臣 斉藤新治 鳥光美緒子 松浦良充 森田伸子 安川哲夫
    事務局長
    森田尚人 田中智志
    事務局幹事
    江口潔 殿塚貴史 松浦良充 丸橋唯郎 弓桁俊一郎
    事務局
    中央大学

    【教育思想史学会】
    1997年10月〜2000年9月、第7号〜9号
    会長
    森田尚人
    理事会
    今井重孝 今井康雄 小笠原道雄 金子茂 鈴木晶子 高橋勝 田中智志 田中毎実 鳥光美緒子 原聡介 宮寺晃夫 森田伸子 安川哲夫 矢野智司 山内芳文
    編集委員長
    森田伸子
    編集委員会
    小玉重夫 斉藤新治 鈴木晶子 田中智志 鳥光美緒子 宮寺晃夫
    編集幹事
    斉藤桜子
    事務局長
    今井康雄
    事務局幹事
    江口潔 下司晶 殿塚貴史 古屋恵太
    事務局
    中央大学

    2001年10月〜2003年9月、第10号〜12号
    会長
    今井康雄
    理事会
    今井重孝 今井康雄 金子茂 小玉重夫 鈴木晶子 高橋勝 田中智志 田中毎実 鳥光美緒子 原聡介 松浦良充 宮寺晃夫 森田伸子 森田尚人 安川哲夫 矢野智司
    編集委員長
    宮寺晃夫
    編集委員会
    生田久美子 荻路貫司 片桐芳雄 坂越正樹 小玉重夫 鈴木晶子 田中智志 西平直 山名淳
    編集幹事
    古川明子
    事務局長
    松浦良充
    事務局幹事
    岩本俊一 江口潔 木村拓也 下司晶 田中英子 津田園女 古屋恵太 山内紀幸
    事務局
    東京大学

    2003年10月〜2006年9月、第13号〜15号
    会長
    森田伸子
    理事会
    生田久美子 今井重孝 今井康雄 加藤守通 小玉重夫 坂越正樹 鈴木晶子 高橋勝 田代尚弘 田中智志 田中毎実 鳥光美緒子 西平直 松浦良充 松下良平 丸山恭司 宮寺晃夫 森田伸子 森田尚人 矢野智司 山名淳
    編集委員長
    生田久美子
    編集委員会
    荻路貫司 片桐芳雄 加藤守通 坂越正樹 小玉重夫 西平直 西村拓生 藤川信夫 松下良平
    編集幹事
    尾崎博美 清水禎文 古川明子
    事務局長
    山名淳
    事務局長補佐
    古屋恵太
    事務局幹事
    秋保惠子 岩本俊一 宇内一文 北詰裕子 木村拓也 小谷由美 齋藤千恵子 柴山英樹 松山大輔 渡辺哲男
    事務局
    日本女子大学

    2006年10月〜2009年9月、第16号〜18号
    会長
    矢野智司
    理事会
    生田久美子 今井重孝 今井康雄 加藤守通 小玉重夫 鈴木晶子 高橋勝 田中智志 田中毎実 鳥光美緒子 西平直 西村拓生 藤川信夫 松浦良充 松下良平 丸山恭司 宮寺晃夫 森田伸子 矢野智司 山名淳
    編集委員長
    藤川信夫
    編集委員会
    岡部美香 加藤守通 斉藤直子 相馬伸一 鳥光美緒子 橋本美保 松浦良充 松下良平 山名淳
    編集幹事
    國崎大恩 渋谷亮 森岡次郎
    事務局長
    西村拓生
    事務局長補佐
    山内清郎
    事務局幹事
    池田華子 石崎達也 井谷信彦 井藤元 高柳充利 辻敦子 宮崎康子
    事務局
    京都大学

    2009年10月〜2012年9月、第19号〜21号
    会長
    田中智志
    理事会
    生田久美子 今井重孝 今井康雄 加藤守通 下司晶 小玉重夫 坂越正樹 鈴木晶子 相馬伸一 高橋勝 田中智志 田中毎実 鳥光美緒子 西平直 西村拓生 野平慎二 藤川信夫 松浦良充 松下良平 丸山恭司 山名淳
    編集委員長
    松下良平
    編集委員会
    岡部美香 相馬伸一 鳥光美緒子 野平慎二 橋本美保 松浦良充 松下良平 丸山恭司 山内紀幸 山名淳
    編集幹事
    藤井佳世 河野桃子
    事務局長
    下司晶
    事務局長補佐
    宇内一文
    事務局幹事
    青柳宏幸 小山裕樹 関根宏朗 田口賢太郎 田口康大 富田純喜 宮地和樹 松岡侑介
    事務局
    日本大学

    2012年10月〜2015年9月、第22号〜24号
    会長
    松浦良充
    理事会
    今井重孝 今井康雄 岡部美香 加藤守通 下司晶 小玉重夫 坂越正樹 鈴木晶子 相馬伸一 田中智志 鳥光美緒子 西平直 西村拓生 野平慎二 藤川信夫 古屋恵太 松浦良充 松下良平 丸山恭司 山内紀幸 山名淳
    編集委員長
    山名淳
    編集委員会
    江口潔 小野文生 下司晶 小玉重夫 西村拓生 野平慎二 丸山恭司 山内紀幸 山﨑洋子 山名淳
    編集幹事
    井藤元 米津美香
    事務局長
    古屋恵太
    事務局長補佐
    北詰裕子
    事務局幹事
    青柳宏幸 久保田有貴 神戸和佳子 原圭寛 間篠剛留 村松灯 山田真由美
    事務局
    慶應義塾大学

    2015年10月〜2018年9月、第25号〜27号
    会長
    松下良平
    理事会
    今井康雄 岡部美香 小野文生 加藤守通 北詰裕子 下司晶 小玉重夫 坂越正樹 鈴木晶子 田中智志 鳥光美緒子 西村拓生 野平慎二 藤川信夫 古屋恵太 松浦良充 丸山恭司 山内紀幸 山名淳
    編集委員長
    小玉重夫
    編集委員会
    江口潔 奥野佐矢子 小野文生 加藤守通 下司晶 西村拓生 藤井佳世 古屋恵太 山﨑洋子
    編集幹事
    小山裕樹 山口恭平
    事務局長
    岡部美香
    事務局長補佐
    井谷信彦 間篠剛留
    事務局幹事
    片桐由美子 上林梓 京極重智 古波蔵香 新谷真美子 曽我部和馬 髙田俊輔 福若眞人
    事務局
    大阪大学

    2018年10月〜2021年9月、第28号〜30号
    会長
    小玉重夫
    理事会
    生澤繁樹 今井康雄 岡部美香 小野文生 加藤守通 北詰裕子 下司晶 鈴木晶子 相馬伸一 田中智志 西村拓生 野平慎二 藤川信夫 古屋恵太 眞壁宏幹 松浦良充 松下良平 丸山恭司 山名淳
    編集委員長
    西村拓生
    編集委員会
    生澤繁樹 奥野佐矢子 加藤守通 橋本美保 藤井佳世 古屋恵太 眞壁宏幹 室井麗子 渡辺哲男
    編集幹事
    奥本陽子 藤本奈美 浅井健介
    事務局長
    山名淳
    事務局長補佐
    渡辺哲男 間篠剛留 小山裕樹 田中智輝
    事務局幹事
    相田まり 川上英明 桑嶋晋平 濱本潤穀 樋口大夢 久島玲 李舜志
    事務局
    東京大学

    2021年10月〜2024年9月、第31号〜33号
    会長
    西村拓生
    理事会
    生澤繁樹 上野正道 岡部美香 小野文生 北詰裕子 下司晶 小玉重夫 相馬伸一 田中智志 野平慎二 藤井佳世 藤川信夫 古屋恵太 眞壁宏幹 松浦良充 松下良平 丸山恭司 室井麗子 山名淳
    編集委員長
    相馬伸一
    編集委員会
    池田華子 生澤繁樹 上野正道 河野桃子 髙宮正貴 室井麗子 山本一生 渡辺哲男
    編集幹事
    浅井健介 朝岡翔
    事務局長
    小野文生
    事務局長補佐
    奥井遼 古波蔵香 辻敦子 広瀬悠三 門前斐紀
    事務局幹事
    朝倉愛里 奥本陽子 森七恵 森田一尚
    事務局
    同志社大学