『近代教育フォーラム』第23号 2014年10月11日刊行
巻頭言 下司 晶
フォーラム1 学校批判としての職業教育を読み直す 報告論文:学校批判としての職業教育を読み直す―職業教育と普通教育の境界を越えて― 江口 潔 司会論文:職業教育と普通教育の間―アマチュアリズムの方へ― 小玉重夫 コメント論文:教育思想の社会史に向けて 稲井智義 コメント論文:職業教育の周辺―日本における「積極的普通教育」のすすめ― 山内紀幸
フォーラム2 政治的教育人間学の成立可能性を考える 報告論文:政治的教育人間学の成立可能性を考える 関根宏朗 司会論文:教育人間学にとって政治とは何か 岡部美香 コメント論文:教育人間学の政治性について 田中毎実 コメント論文:「京都学派」教育人間学の暫定的マッピングの試み 西村拓生
フォーラム3 近代教育(学)が持つ文化支配への対応 報告論文:近代教育(学)が持つ文化支配への対応―中国の教育近代化におけるデューイ解釈を手がかりに― 日暮トモ子 司会論文:日暮報告をめぐる議論のまとめ―「司会論文」に代えて 今井康雄 コメント論文:デューイと中国―デモクラシーの教育をめぐって― 上野正道 コメント論文:20世紀初頭の中国における二人のデューイ―西洋近代化の象徴、および/それとも、それを相対化する媒介― 古屋恵太
シンポジウム 教員養成と教育思想史 報告論文:教員養成における教育的思考 橋本美保 報告論文:イギリス教員養成の歴史から何を学ぶか―<教員養成の思想史>に向けて― 山ア洋子 報告論文:理論‐実践問題と教職の専門性―教員養成と教育思想史― 渡邊隆信 司会論文:教育することを教育することの複雑性―教員養成と教育思想史― 松浦良充 司会論文:理念や理論を必要としない教員養成―教育思想史研究に何ができるか― 松下良平 コメント論文:教育学の方法論の歴史的再検討のために―コメニウス研究の視点から― 相馬伸一 コメント論文:教員養成と教育思想の関係性を問うことの意味 高柳充利
コロキウム 1 教育思想史の課題と方法・再論―森田尚人・森田伸子編『教育思想史で読む現代教育』を手がかりに― 下司 晶・綾井桜子・白銀夏樹・辻 敦子・須川公央・森田尚人・森田伸子・今井康雄 2 『自己を超えて』―哲学のサブジェクト転換― 飯田 隆・三澤紘一郎・小野文生・斎藤直子・ポール・スタンディッシュ 3 政治と道徳のあいだ―H.アレントの視点から― 村松 灯・田中直美・田中智輝・小玉重夫・丸山恭司 4 教育関係論・学び論から世代継承のメディア論へ―日韓の教育思想史研究は世代継承の実践知をどのように論じ、発信してきたか― 岡部美香・高橋 舞・盧珠妍
投稿論文 A・ミクルジョンの実験カレッジにおけるコミュニティ―民主主義をめざすカレッジ教育― 間篠剛留 イェール報告(1828)の解釈とイェールの戦略―知識の教授を含み込むものとしての「精神の陶冶」― 原 圭寛 大正新教育の実践に与えたドクロリー教育法の影響―「興味の中心」理論の受容を中心に― 遠座知恵・橋本美保
書評 井谷信彦著『存在論と宙吊りの教育学―ボルノウ教育学再考』 白銀夏樹 上野正道著『民主主義への教育―学びのシニシズムを超えて』 生澤繁樹 西村拓生著『教育哲学の現場―物語りの此岸から』 河野桃子 平田仁胤著『ウィトゲンシュタインと教育―言語ゲームにおける生成と変容のダイナミズム』 渡邊福太郎
図書紹介 Paul Standish and Naoko Satio(eds), Education and the Kyoto School of Philosohhy: Pedagogy for Human Transformation 辻 敦子 森田伸子編『言語と教育をめぐる思想史』 丸山恭司 森田尚人・森田伸子編『教育思想史で読む現代教育』 片山勝茂 鈴木晶子著『智恵なすわざの再生へ―科学の原罪』 松浦良充 小玉重夫著『難民と市民の間で―ハンナ・アレント『人間の条件』を読み直す』 野平慎二
海外学会事情:世界市民性と地理的独自性への眼差し 広瀬悠三 |
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